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【書籍】救急車が来なくなる日: 医療崩壊と再生への道 (NHK出版新書)
2019.09.05お知らせ
《救急車が来なくなる日》
ドキッと目をひくタイトルの本
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[あとがき(抜粋)]
本書の取材申し入れは非常に難航した。
映像ではなく文字にするために、救命救急の現場を取材したいという申し出は、これまであまりなかったのだろう。多くの病院に断られ、途中でめげてしまう時期もあった。
紆余曲折を経て、最初に密着取材をOKしてくれたのは、救急患者を日本一受け入れている湘南鎌倉総合病院だった。「いつでもどうぞ。誰かがここにいますから」と、救命救急センター長の山上浩医師からびっくりするような答えが返ってきたのだ。同院の救急医療の扉が、常に地域に向けて開かれている証だと感じた。
「患者さんを「受け入れられない理由」を述べるより、目の前の患者さんを「どうすれば受け入れられるか」を考えたい」
山上医師が語った言葉が胸に残っている。
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〝非〟医療従事者である著者が
湘南ERを含め 全国の救急医療現場に密着取材
そこに書かれた現場のリアルは
ドラマや映画がとは違い
美談ばかりではない
医師としてではなく
患者としてでもなく
第3者として
日本の救急医療現場を間近に観察すると
なにが見えてくるのだろう?
不安をあおるのではなく
〝非〟医療従事者の視点で見た
救急医療現場からのメッセージ
患者は 病院は 日本は
これからどこを目指して進めばよいのだろう?